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箱根と熱海、1泊するならどっち?

晴れた日の芦ノ湖と、湖畔の鳥居、その奥の富士山
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01まず、この2つは競合していない02移動時間の差は、思っているより効く03箱根を選ぶ理由は「1日が持つ」こと

2026年9月11日 確認 · 所要時間と料金は目安です。ダイヤ改定や季節料金で変わるため、予約前に最新情報をご確認ください。一部にアフィリエイトリンクを含みます。掲載は関連性で選んでおり、報酬額では選んでいません。

結論から言うと、移動時間を短くしたいなら熱海、非日常に振りたいなら箱根です。 東京駅から熱海までは新幹線こだまでおよそ45分。箱根湯本は新宿からロマンスカーでおよそ85分で、しかもそこから宿までもう一段乗り継ぐことが多い。同じ「東京から1泊の温泉地」でも、着くまでの負荷がはっきり違います。

01まず、この2つは競合していない

同じ神奈川・静岡の温泉地として並べられますが、旅の性質は別物です。

東京からの所要
箱根
新宿→箱根湯本 約85分(ロマンスカー)
熱海
東京→熱海 約45分(新幹線こだま)
着いてからの移動
箱根
登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・バスを乗り継ぐ
熱海
駅から徒歩圏に商店街と海
地形
箱根
山。上下の移動が多い
熱海
海。坂はあるがコンパクト
雨の日
箱根
美術館が充実していて成立する
熱海
屋内の選択肢は少なめ
宿の価格帯
箱根
高価格帯が厚い
熱海
幅が広く、安い宿も見つかる
箱根熱海
東京からの所要新宿→箱根湯本 約85分(ロマンスカー)東京→熱海 約45分(新幹線こだま)
着いてからの移動登山電車・ケーブルカー・ロープウェイ・バスを乗り継ぐ駅から徒歩圏に商店街と海
地形山。上下の移動が多い海。坂はあるがコンパクト
雨の日美術館が充実していて成立する屋内の選択肢は少なめ
宿の価格帯高価格帯が厚い幅が広く、安い宿も見つかる

箱根は「回る」温泉地で、熱海は「滞在する」温泉地です。 ここが決まれば、あとは細部の話になります。

晴れた日の芦ノ湖と、湖畔の鳥居、その奥の富士山
元箱根から見た芦ノ湖と富士山。Photo: Kentagon · CC BY-SA 4.0

02移動時間の差は、思っているより効く

熱海は東京駅から新幹線で一本です。品川からでも乗れます。午前中に用事があっても、午後に出て夕方にはお風呂に入れる。これは1泊では大きい。

箱根は新宿からロマンスカーが快適ですが、箱根湯本は入口でしかありません。強羅や仙石原に泊まるなら、そこから登山電車やバスでさらに30〜50分かかります。宿の送迎がある場合も、湯本や強羅の駅からになることが多い。

つまり比べるべきは「東京→箱根湯本」ではなく「東京→実際に泊まる宿」です。 ここを湯本で計算すると、箱根は実態より近く見えます。

小さい子ども連れや、高齢の家族と行く場合は、この乗り継ぎ回数がそのまま疲労になります。1泊で移動を最小にしたいなら、熱海が素直です。

03箱根を選ぶ理由は「1日が持つ」こと

箱根の強みは、温泉以外に時間を使える場所が多いことです。

美術館が本当に多い。 彫刻の森美術館、ポーラ美術館、岡田美術館。どれも半日つぶせる規模があります。これは天気に左右されない選択肢を持っているということで、1泊2日で雨に当たったときの被害が小さい。

乗り物そのものが目的になります。 登山電車のスイッチバック、ケーブルカー、大涌谷を越えるロープウェイ、芦ノ湖の海賊船。箱根フリーパスでこれらがまとめて乗り放題になるので、移動が観光を兼ねます。乗り継ぎの多さは弱点でもあり、同時に箱根の中身でもある。

泉質が場所によって違います。 湯本は比較的やわらかい単純泉が多く、大涌谷の造成泉を引く宿では白濁した硫黄泉に入れます。同じ「箱根」でもエリアで湯が変わるのは、温泉が目的の人には効きます。

04熱海を選ぶ理由は「到着が早い」こと

熱海の強みは、旅程が軽くなることです。

駅を降りてすぐ旅が始まります。 駅前に商店街があり、海まで歩けます。チェックインまでの時間を持て余さない。箱根で同じことをしようとすると、まず移動になります。

海沿いの塩化物泉は、体感としてよく温まります。 湯冷めしにくい、という感想が多いタイプの湯です。これは好みの問題なので、硫黄の匂いがする湯が好きな人は箱根の方が満足度が高いかもしれません。

花火大会が年に何度もあります。 熱海は夏だけでなく秋冬にも海上花火を打ち上げます。日程が合えば、それだけで宿泊する理由になる。逆に言えば、花火の日は宿が埋まりやすく高くなります。

宿の価格の幅が広い。 箱根の相場が合わなかった人が、熱海では選べることがあります。リノベーションした小規模な宿から老舗の大型旅館まで揃っています。

05迷ったときの決め方

熱海にしてください — 移動をとにかく短くしたい/子ども連れや高齢の家族がいる/金曜の夜に出発したい/宿泊費を抑えたい/花火の日程が合う。

箱根にしてください — 温泉以外にも時間を使いたい/美術館が好き/雨でも成立する行程にしたい/乗り物が好き/泉質にこだわりがある。

両方が候補のまま決まらない場合は、泊まる宿から逆算してください。 箱根は「どのエリアに泊まるか」で所要時間も泉質も変わるため、エリアを決めないまま比較しても答えが出ません。熱海にはその分岐がほとんどない、というのも判断材料のひとつです。

06予約のときに見落としやすいこと

箱根はエリア名を必ず確認する。 「箱根」で検索して出てくる宿は、湯本から仙石原まで広く分布しています。同じ箱根でも到着時刻が1時間近く変わります。

熱海は駅からの距離と坂を確認する。 熱海はコンパクトですが平坦ではありません。海沿いの宿は駅から下ることになり、帰りは登りです。荷物が多い日は送迎の有無が効きます。

連休と花火の日は別の相場だと考える。 どちらの温泉地も、繁忙日は平日の倍近くになることがあります。日程に幅があるなら、まず安い日を探してから行き先を決める方が、満足度は上がります。